ホワイトボードのノート、nu board
さてさて、いきなり「nu boardがすばらしい!」と言ってもなんのこっちゃという向きもあると思いますので、簡単にnu boardとは何かについてご説明いたします。
一見普通のノートに見えるのですが、これは実はノート型のホワイトボードです。
通常のリング式ノートよろしく、リングに4枚のホワイトボードが綴じられています。
小さいですがホワイトボードなので、ホワイトボード用のマーカーで書いて、そして消せます。
表と裏、両面使えるようになっておりますので、全部で8面、自由に利用することができます。
また、ボードとボードの間には半透明なシートが挟まれており、ボード同士が直接触れて裏写りしてしまったり、完成したメモを袖でうっかり消してしまうといったことを防止するとともに、このシート自体にも書き込むことができるので、重ねあわせてより情報量の多い表現をすることが可能です。
下の2枚目の画像は商品説明で紹介されていた半透明シートの利用例です。
nu boardで思考整理、情報整理が加速される!
ホワイトボードを持ち歩けるという商品、今までありそうでなかった画期的な商品ですよね。
ホワイトボードがもっている数多くのメリットにノートの携帯性が付随することで、使いみちがものすごく広がります。
とりわけ思考整理や情報整理がものすごく効率化するという点が最も大きなメリットなのではないかと思います。
私がこの商品に目をつけたのも、自分の思考の整理がしたかったから。
仕事上、雑多なというか漠然とした知識を体系的にまとめていったり、あらたな技術を知るために学習をすることなどが多くあるのですが、気が散りやすい性格というのも相まって、知識や思考を整理するというのが苦手なんですよね。
そこで昔から思考を整理するために活用していたのがホワイトボードです。
会社にいるときは、机の横と背面に大きなホワイトボードを置いて、考えを整理するときにはそれを活用していました。この作業を、会社以外、例えば自宅やカフェなどでも同様にしたいのになあと思って探していたときに出会ったのがこのnu boardだったのです。
ホワイトボードのメリット
思考を整理する上でのホワイトボードのメリットは、「すぐ消せる」というところにあると思っています。
私は紙のノートも利用していますが、ノートというのは後から見直すものであるので、すでに体系化されたきちんとした情報を書き込むことが望ましいです。
なのでまだ頭のなかでこねくり回している段階の思考を書き込むには向いていない。
メモ帳なんかは、どちらかというと不完全な状態の思考を書いて整理するために有効なものなのですが、紙のメモ帳は「消せない(あるいは消しにくい)」ので、全体が汚くなってしまいがちなんです。
会議やなにかでメモをとっているうちに、紙全体が真っ黒になってしまって後から見なおしても何がなんだかわからなくなってしまったという経験のある方、多いのではないでしょうか。
思考や情報を整理する上で、とったメモが常にキレイな状態であるというのはとても重要なことなんですよね。
そういう点で、さっと書いて不要になった部分はさっと消せるホワイトボードというのは大変便利なものなのです。
思考の整理が加速すると、パフォーマンスも加速します
そんなわけで、nu boardを手に入れた私はカフェで自宅で電車内で、nu boardに頭の中身をぶちまける日々を送っているのですが、これは本当にありがたい道具です。
アイディアの結実可能性が高まる
考え事をしているのはなにも会社だけではありません。歩いている時や電車の中、家の中のふとした瞬間になにかを思いつくことがあります。
それを適当にとりあえずnu boardに書いておきます。
ここまでは普通のメモ帳でも同じことができますが、nu boardのいいところは、このメモ書きを後から見なおしたときに消したり書き足したりしながら洗練させていくことができることです。
アイディアの種を、あとからきちんと時間をかけて、それが本当に使い物になるのかどうかといった判断ができるところまで育てることができるのです。
あ、ちなみにこの記事もnu boardで整理しながら書きました(笑)
記憶への定着率が圧倒的に上がる
学習を行う際、学習するべき知識がきちんと体系化されていればいるほど、記憶への定着率が高まります。
これは心理学で明らかにされていることですし、皆さん自身も実感としてわかるのではないでしょうか。
例えば本を読む際、読んだ内容を頭のなかでなんとなく理解できたな・・・と思っていることを翌日思い出してみようとしてもまったく思い出せなかった、なんて経験をしたことのある人は多いのではないでしょうか。
こういう時も、頭のなかでなんとなく理解している状態のものを書き出して、それを目に見える形にしてこねくり回すことで思考の整理が進み、体系化された知識にすることができます。
そのようになった知識は、なんとなく理解したという知識よりもはるかに強固に記憶として定着します。
資格試験や受験勉強の際もこれはとても役に立ちます。
手を動かしながらの思考は集中力が上がる
頭だけで考え事をするのに対し、手を動かしながらの考え事というのは集中力という点で違いがあります。
自分の頭のなかを手を動かして書き出すという作業をすることで、今考えていることに思考を集中することができ、結果的に高いパフォーマンスを生み出せることが多いです。
すぐ気が散って妄想に浸ってしまう私なんかにとって、書いたり消したりしながら考え事ができるnu boardの存在は本当にありがたいです。
通常のノートやEvernoteなどと併用する
nu boardに書くものは基本的には一時的なものです。ここでこねくり回した思考や知識は、最終的には通常のノートやEvernoteなどの電子ノートにまとめるといいでしょう。
私は紙のノートもEvernoteも両方活用しています。
会議のメモなんかはnu boardに簡単にまとめたあとに写真をとってそのままEvernoteにアップすると便利かもしれません。
こすれに強いマーカーがおすすめ
ところでnu boardを購入するとすでに1本ホワイトボード用のマーカーがついてきます。
また、この添付のマーカーのインクがなくなっても、ホワイトボード用マーカーであれば何でも使えます。
ただ、私は添付のマーカーや他の一般のホワイトボード用マーカーではなく、別途販売している
「こすれに強い」
マーカーを強くおすすめいたします。
添付のマーカー、全く問題なく使えるのですが、書いたあと、ちょっとこすれただけで消えてしまうというデメリットがあるんです。
あくまでホワイトボードなのでそれは仕方がないことなのですが、比較的長期間アイディアを寝かしたいのでしばらくのあいだホワイトボード上で保存しておきたいなんていう場合にはとても気を遣ってしまうのです。
そこでこの別途販売しているこすれに強いペン、謳い文句の通り書いた後の定着力が違います。
添付のものとどれくらい差があるのか、動画にしてみたので参考にしてください。
かなりの差があるのがわかると思います。
ペンの背中のイレーサーで強めに消せば消えますが、一気に消したい場合は動画の最後のようにティッシュなどでこすると広範囲をきれいに消せます。
思考や情報を整理したい!とかもっと学習を効果的にしたい!と思っていた方、ホワイトボードでの知識整理は本当におすすめですのでぜひ試してみてください。
私が今回買ったのはA4版でしたが、さらに大きなサイズから新書サイズまでサイズの展開もあり、また通常の紙のルーズリーフも一緒に挟めるバインダータイプのものもありますので、用途に応じたものを選ぶといいと思います。