ガーミン235J レビュー。買い替え前の220Jとの比較。

ガーミン(Garmin)235Jに買い替えました!いままで使っていた220Jと比べて、

・バッテリーがより長くもつようになった
・光学心拍計で、楽に心拍数を計測できるようになった
・走っている際に、様々なデータが見やすくなった

などの点が大きなアドバンテージです。
結果的にこれらのメリットが、日々のトレーニングにも影響を与えるようになりました。
以下、詳細に紹介させていただきます。

ガーミン 235J 買っちゃいました

一世代以上前のモデル、220J(使用レビューはこちら)を2年以上使ってきたのですが、この度ついに上位モデルのGarmin ForeAthlete 235Jを買ってしまいました。

ちなみにこちらが公式サイトの説明ですね。

色は悩んだ末オレンジ。
220Jのときのパープルは大変に気に入っていたのですが、ガーミン 235Jには同じ色はなく。
年をとったからなのか、ここ数年明るい色が好みなのでオレンジとグリーンで最後まで迷ったのですが、オレンジのほうがなんとなく自分に合う気がしたのでオレンジにしてみました。
そして待つこと1日(Amazonプライムなしの人生なんてもう考えられない。。。)。あっという間に我が家に到着。

ガーミン235j 外箱

ガーミン235j 外箱

買い替えた理由

ちなみに買い替えた理由の一番大きな理由は、ずっと使っていた220Jのバッテリーのもちがだいぶ悪くなってきてしまったことです。
バッテリー満タンで朝の14〜5キロのジョグに出かけて返ってくると残りが70%くらい。
直近の2016/12/11の奈良マラソンで使った時は3時間弱の使用で残り30%くらい。
まだ大丈夫といえば大丈夫なのだけれども、弱ってきているのは間違いない。
バッテリーって突然死することもあるし、トレーニングやレース中に突然切れてしまったらショックのあまりこちらが突然死してしまいそうな気がしたので、これは買い替え時かなあと最近ずっと思っておりました。
さらに自分で電池交換はできず、電池交換を会社に依頼すると結構な金額かかってしまうという情報もネットで知り、だったらいっそのこと新しいものを買ったほうが、と。

そして何より今回購入を後押ししたのは、先日無事に自己ベストを達成し、新たな目標に向けて走り始めるタイミングでの動機づけの一つにしたかったということです。
カタチから入るのが大好きなので。

Garmin ForeAthlete 235Jの機能と感想

さてさて、そんなわけで早速使ってみました。
220Jにも豊富な機能がありましたが、ガーミン 235Jはそれにも増して機能が追加されております。
ただ私は残念ながら公式でも説明書でもないので、自分がトレーニングとして使う範囲でご紹介できればと思います。

220Jから引き継いでいる基本的な機能

まずは220Jにもあった基本的な機能。

GPSトラッキング機能

まあ、GPSウォッチだから当たり前なのですが、きちんとGPSトラッキングできます。
GPSの補足時間については、220Jのときとそんなに変わった感じはしません。
もともと十分に短い時間で衛星を補足してくれていたので、相変わらず満足です。
精度についても全く問題なしです。220Jをつけて走っていたときと同じコースを走り、ほぼ狂いなくトレースしてくれていることが確認できました。

データページ

普段、普通の時計として時刻の確認に使う画面と、トレーニング時に使うページ(データページ)の大きく分けて2種類が存在するのは220Jのときから変わりません。

時計ページ

時計ページ

データページのメニュー

データページのメニュー

データページ

データページ、ウォッチ画面

235Jになって新たに追加された機能

続いて、235Jになって新たに追加された機能について紹介します。

光学心拍計

235Jの一番の特徴といったらこれでしょう。
心拍ベルトをつけることなく、時計だけで心拍数を取得できるようになりました。

こんな感じで、時計の裏にセンサーがついています。

光学心拍センサー

光学心拍センサー

写真がぶれているのと、みかんを食べながら撮っているので爪がいささか黄色くなってしまっていることについてはスルーしてください。

精度については、Amazonなどの評価を見ているとうまく取得できていないという方もいらっしゃるようですが、少なくとも私はうまくとれているのではないかと思えるようなデータが得られています。いまのところ。

ちなみにこちらがジョグ時の心拍数。平均心拍132bpm(bit per minutes/1分あたりの心拍)。

心拍数、ジョグ時

心拍数、ジョグ時

一方こちらが2kmx3本のインターバルをやったときの心拍数。

心拍数、インターバル時

心拍数、インターバル時

平均心拍数157bpm。2本目の一番きついところで最大心拍数181bpmを記録しています。

ちなみに、Garmin Connectでは、平均心拍、最大心拍や、心拍数から推定されるトレーニングの効果(負荷)、心拍数の高低によってわけられたゾーンが設定されており(Z1からZ5。Z5が最大負荷)トレーニング中に各ゾーンにどれくらいの時間属していたかということを見ることができます。

平均心拍、最大心拍、トレーニング効果

平均心拍、最大心拍、トレーニング効果

心拍ゾーン

心拍ゾーン

心拍ゾーングラフ

心拍ゾーングラフ

心拍数はトレーニングモード以外でも取得できており(なのでずっとつけていると24時間の心拍数がグラフ化できる。後述。)、安静時の大体の心拍数が50前後。私が健康診断などで測定したときの心拍数とほとんど変わらないので、そういうことから考えてもこの時計で取得する心拍数は信頼するに十分に足るのでは、と考えています。

データページ4分割表示

この機能も私の購入動機の一つでした。
220Jでは、ひとつのデータページに表示できるデータ数は3つでした。
私がレースの時に気にしているのは
・総合距離
・総合時間
・ラップタイム
・ラップペース
の4つなので、それをすべて知るためには、2つあるデータページをわざわざ走っている途中で切り替える必要があり、ちょっと面倒に感じていました。

データページ1、3分割

データページ1、3分割

一方ガーミン 235Jは2つあるデータページのうち、データページ2と呼ばれる画面を最大で4分割することができるようになり(ちなみに減らすこともできます)、私が一度に見たいデータが希望通り一度に見られるようになりました。これは本当に便利!!

データページ2、4分割

データページ2、4分割

ちなみに私がランニング時に瞬時に知りたい情報は、距離、タイム、ペース、あとはトレーニング時に強度コントロールするなら心拍数、くらいですが、ガーミン 235Jのデータページにはこれだけの項目を表示することができます。

データページ表示項目1

データページ表示項目1

データページ表示項目2

データページ表示項目2

データページ表示項目3

データページ表示項目3

Vo2Max推定と記録予測

心拍数と記録から、Vo2Max(最大酸素摂取量)が推定され、表示されるようになりました。
Vo2Maxは一度に、最大で体内にとりこむことのできる酸素量を示した指標です。
この数字が大きければ大きいほど、マラソンなどの持久性の運動のパフォーマンスが高くなると考えられています。
そして、推定されたVo2Maxと練習履歴から、5Km、10Km、ハーフマラソン、フルマラソンの予測タイムも表示されるようになりました。
が、こちらについては私は未確認です。
なんというか、これ見て思ったよりも低い予測タイムが出て「あ、僕の限界こんなもんだんだ・・・」って思ってがっかりするのが嫌なので。
もちろん逆のパターンでモチベートされる可能性もあるのですが、基本的に小心者なので、まだ確認できていません。
長く使っていると、正確な値が出るようになるということなので、しばらく使って良い数値が出ていたらドヤ顔で改めて報告しますね。

2017/01/08追記
実際にレースを走った後に更新されてたからようやくこのタイミングで見てみました。
いやあ5kmと10kmはもっと出るでしょうって自分を甘やかしながらも、希望のもてる予測だったのでよしとします。

各種アプリやオリジナルデータページなど

235Jになって、時計モードの画面やトレーニングモードのデータページに、Garmin社以外の開発者が開発したオリジナルの機能(アプリ)を追加することができるようになりました。
IQ Storeというページに行くと、様々なアプリやオリジナルデータフィールド、ウォッチフェイス、ウィジェットが並んでおり、これらを235Jにインストールすることが可能です。

オリジナルデータフィールド

オリジナルデータフィールド

正直まだよくわかっていない部分が多いのですが、例えばオリジナルデータページとして、

IQ Store

IQ Store

こんなものを追加することができるようです。4分割どころじゃなく、ほぼ全て表示できるようなページがあるんですね。

ウォッチフェイスなんかも、

ウォッチフェイス

ウォッチフェイス

こんな楽しげなものが。

個人的には、特に新規になにかを追加しなくても現状で十分日々のトレーニングをこなせているのでとりわけ需要はないのですが、試してみたらまた報告します。

ほとんどが英語の説明になっておりますが、写真を見ればだいたいわかると思いますので、興味がある方は言葉の壁を超えて十分楽しめるのではないかと思っています。

日々のトレーニングに大きな影響を与えた点

まだ使いはじめて日が浅いのですが、早くもこの新しいGPSウォッチが日々のトレーニングの取り組みに影響を与えています。

心拍から推定されるトレーニング強度への意識

今は基本的には、週2回のポイント練習とそれをつなぐジョギングというトレーニング構成をとっています。
ポイント練習はきちっと追い込むことを目的に、つなぎのジョギングはポイント練習の疲労を回復させ、次のポイント練習への準備を整えることを目的に行っています。
心拍数を意識するようになったことで、ポイント練習ではきちんと心拍数をあげて追い込めたか、手を抜いていなかったか、ジョグではきちんと疲労回復レベルの心拍数のペースで走れているかということも意識するようになり、より細かなトレーニングの管理を心がけるようになりました。
220Jを買った時には、「心拍トレーニングなんてしないし〜」なんて書きましたが、記録を狙って強度の高い練習を取り入れるのであれば、心拍計はとても強力なツールだなあと改めて感じています。

ライフログによる日常生活への意識

235Jを導入したことにより、今まで使っていたGarmin Connectに「ライフログ」という項目が追加されました。
心拍数や一日のステップ数(歩数)、加速度センサーによる動きから、
24時間の心拍数
一日の総ステップと推定消費カロリー
睡眠時間と質
というデータまで表示されるようになりました。

特に睡眠時間と質はびっくり。

ライフログの睡眠

ライフログの睡眠

深い睡眠がどれくらいで浅い睡眠がどれくらいで、途中何度目が覚めたか、ということまで記録されていました。
寝入った時刻と起床時刻は、自分の感覚ではほぼ正確。

今まで以上に、睡眠等を含めた日常生活に気をつけるようになるいいきっかけとなりました。

バッテリーの保ちは十分

せっかくなので出来る限り日々の生活データを集めようと、購入以来お風呂以外の時間は装着するようにしております。
なので心拍の測定もほぼ24時間していることになりますが、それでもバッテリーが極端になくなるということはありません。
日々のトレーニングの時間がだいたい80分前後。走り終わると残り残量が85%くらいになっていますが、そこからシャワーを浴びて出勤するまでの間、データの取り込みとともに充電。その短時間で100%に戻り、そこから丸一日つけっぱなし。
帰宅してお風呂の間だけまた充電。ただトレーニングをしなければ電池の減りはほとんどありません。
公称では時計+心拍計だけの使用であれば9日間はもつとのことです。

これからGPSウォッチを買うなら、間違いなくGarmin 235Jをお薦めします

220Jに比べて1万円くらい?値段は高くなっています。
しかしながら値段の上昇に比べて機能の増加が十二分、コストパフォーマンス的には素晴らしいと思います。

なのでもしこれからGPSウォッチを新規で購入しようと検討されている方には間違いなくこのモデルをお薦めします。
世の中には廉価なGPSウォッチがたくさんあります。
が、とは言え廉価だってそこそこのお値段がするデバイスです。
どうせ買うなら、より日々のトレーニングに気合が入るものを買った方が、トータルコストは絶対お得だと思っています。

関連記事:ガーミン ForeAthlete 220Jを買ったのでレビューします

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