本日、土曜日ですがお昼から仕事に行かねばならなかったので普段と大して変わらず6時起床。
ハーフから1週間経っておらず、しかも中一日で無茶なインターバルなどを入れてしまったりと疲労を抜く時間があまりなかったのですが、もともと計画に組み込んでいたポイント練習、30km走にでかけます。
次のレースは2月のいわきサンシャインマラソン。
今シーズン、最初で最後の公認レースなので、ここで改めて記録を残し、その記録で次シーズンのレースに繋げていきたいと考えています。
なのである程度しっかりと準備をして臨みたいと考えており、準備が不足するとあっという間に痙攣してしまう私の残念な脚にとっては、30km走をレースまでに数度こなして脚をしっかりとつくっておくということはとても重要なことなのです。
と、いかに今回の30kmが重要なのかということを自分に言い聞かせ、準備をして外に出ると昨日の朝とは一転、真冬。
目に染みるくらいの冷気がドアを開けた瞬間身を包みます。
30km走を行うのは、自宅から6キロほど離れた公園。
さすがにアップで6キロは長いのと、なるべく早く練習を終わらせないといけないという事情もあり自転車で公園までいきます。
そして今日の練習で一番つらかったのはこの自転車かもしれません。
夜明けの時間、最も気温の下がっているときにウインドブレーカーを羽織っているとはいえ走るための薄着で自転車を漕ぐことがこんなに苦痛だとは思いませんでした。
とにかく痛い。手の先が痛い。ランニンググローブなんかじゃとてもじゃないけど防ぎきれない。
足の先も痛い。ランニングシューズはメッシュになっているから、冷気のベンチレーションも抜群。
手から足から容赦なく身体の熱を奪っていき、公園に着くころには凍死せんばかりに身体はこちこち。
ちょっともう走るとかそういうレベルじゃないのではという気持ちも起こったものの、とにかく身体が温まらないと本当に生命に関わると思い、1kmほどアップ。
手足の感覚はほぼないけど、それでも少しは走る態勢はできたので、軽く体操をして、いざ30km走。
公園の中の2.7kmの周回コースを11周。
わかっていたことだけど、まあ身体の動かないこと動かないこと。
腕を振る感覚も、地面を蹴る感覚も、すべて寒さで麻痺してしまいわからない。
スタートして1km、2km。ガーミンでラップペースを確認すると4分20秒前後。
これはさすがに遅すぎるだろ、と思いペースを上げようとするも、足が動かない。
辛いわけでもない、息が上がっているわけでもない。ただ、足が動かない。
5〜6kmも走れば身体も温まって足も動くようになるかなあと期待するものの、外気氷点下3度の中では10km走っても足が動かない。
4分20秒を少し切るくらいのペースから上げられない。
12kmくらいで、果たしてこんなペースで走る練習に意味はあるのだろうか、と思い始め、4分20秒を超えるようになったら今日はもうやめようと決める。
ただ、そこから15キロ16キロ。そもそも辛いわけではないので、4分20秒は残念ながら超えない。
身体がギクシャクしたまま走り続ける。
そして20キロ手前でようやく足がほぐれ始める。それでも4分15秒前後のサブスリーペースがやっと。
今日の練習は、どんな環境でも足を動かし続けるための訓練だ、と割り切ることにして、とにかく30kmをやり遂げることにする。
25km過ぎてもうほんのすこしだけペースが上がるようになったので、頑張れるだけ頑張ったものの、結局30km走破の平均ペースは4分17秒。
トータルで2時間8分後半。
辛さの割にがっかりなペースで終了しました。
今日はヒートテックに腹巻きをして、その上にロングTシャツ。下はロングタイツにハーフパンツ。頭はイヤーバンドと完全なる防寒対策で臨んだにもかかわらず、走り終わってみれば汗一つかかず。
いろいろなんだかなあと思うところはたくさんあったのですが、そんなことを考えている時間は今日はなく、ダウンもそこそこにまた自転車で帰宅。
身体も温まっているはずだし日ももう完全に上っているにも関わらず、帰りの自転車でまた身体のすべての熱を放出します。
そのまま風呂場に飛び込み、熱いシャワーを20分ほどかけ続け、ようやく血の気が戻ってきました。
血の気が戻るとともに、疲労感や筋肉痛もどっと出てきました。寒すぎて麻痺していたのでしょう。
ペースの割には疲労感がひどかったのですが、きっと寒い分エネルギーも使ったのかもしれません。
ただもう時間はギリギリ。シャワーをあがって朝ごはんを急いで駆け込み、仕事にでかけました。
もちろん日中は仕事にならなかったのは言うまでもありません。
そして夕方に帰宅し、改めて風呂に入り疲れをとります。
外に出ていて再び手足が冷えていたのでしょう。手足が温まっていくのと同時に身体から力がふっと抜け、気がつくとお風呂で寝てしまっていました。
危うく溺死するところでした。
そしてペースはどうであれ、今日はやりきったことを褒めてあげたいと思い、のんびり晩酌。
次の30km走はもう少しうまく走りたいなあ。