トップページの最新ニュースの欄にも載せましたが,Benesseのサイトに「ケータイやゲームの「家庭ルール」増えたけど……」という記事がありました.
調査の詳細はリンク先を参照していただきたいのですが,家庭でケータイやゲームに関するルールについて話し合うことが増えてきたということを示唆するというような結果となっております.
親子でルールについて話し合うということの重要性が社会的にも広く普及してきたということは大変素晴らしいことだと思います.一方で,話し合ってはいても,「長時間やらない」などの使用法に関することがメインで,ゲームの内容など,深い部分について話し合われていることが少ないということが指摘されています.
確かに,親としてもゲームやインターネットのコンテンツの内容にまで触れて話し合うというのはちょっと気恥ずかしいような気持ちもあると思います.また,子どもも「どうしてあのゲームはやっていいのにこのゲームはやっちゃだめなの?」という反応をとることが多いのではないかと思います.ダメというからには納得できる理由がなければ,子どもも素直にそのルールにしたがってはくれません.
かといって,子どもが納得できるように説明するのは結構難しい.
一番いいのは,難しい理論とかを持ち出すのではなく,素直に「私はあなたがこういうコンテンツを見ることで(こういうゲームをすることで),この先こんな影響が出てしまうのではないかをすごく心配しているのだ」ということを伝えることなんじゃないかな,と思います.子どもにしてみれば「そんなの大丈夫だよ」「もっと信頼してよ」と思うかもしれませんが,少なくとも「こういうものを見ることで,心配されているんだ」ってことは伝わると思うんです.心配されているという自覚があるかないかというのは,子どもの意思判断に少なからず良い影響を与えると,私は思っています.