発売日に無事iPhone6を手に入れ、ひと通りいじってみた後、前のエントリでも紹介したとおり私は趣味でジョギングをしているので相棒のランニングポーチ、フリップベルトにスマホ(iPhone6)を入れて早速ジョギングをしてまいりました。今回はフリップベルト+iPhone6の組み合わせでの走り心地を検証してみました。
結論から言うと、懸念していた揺れがほとんどなく、最高にランニングすることができました。もちろんサイズ等の影響もあると思いますが、サイズ選択の参考情報なども記述しましたのでよければ参考にしてください。
フリップベルト(FlipBelt)の特徴
まず、FlipBelt(フリップベルト)ってなに?という方もいらっしゃると思いますので、簡単に紹介します。
フリップベルトは「履く」タイプのランニングポーチ
フリップベルトは、スパンデックス繊維というゴムの数倍の強度を持ち、伸縮性にとても優れた繊維でできたスポーツ向けのポーチです。私たちが普段思い描くような、プラスチック製のバックルなどでパチンととめるものとは異なり、下の写真のようにぐるっと輪っかになっているのが大きな特徴と言えます。エクササイズ大国アメリカ発の製品で、向こうではかなりのヒットを飛ばしているようです。日本でもジョギング中やジムで装着している人をちらほらと見かけるようになってきています。
バックルがないので、「履く」ように装着します。どのあたりに固定するのかは、好みや体型によって変わってくると思いますが、大体腰の下あたりにつけておくとおさまりがよい感じです。高伸縮性の繊維が腰のラインに沿ってピッタリとフィットする感じになり、ホールド感は他のポーチと比較しても抜群。モノを入れても揺れをほとんど感じることなく快適なランニングを楽しむことができます。
履くタイプだけど伸びない!洗濯機で洗えるので衛生的!!
バックルではなく伸縮性を利用してホールドするタイプなので長期使用で伸びてホールド感が薄れてしまうのではないかと使用開始時に心配していたのですが、購入してすでに10ヶ月近く経ちその間ほぼ毎日10キロ以上のランニングに付き合ってもらっておりますが、今のところまったく「伸びた、へたれた」という印象はありません。
また、そのまま洗濯機で洗えるので衛生的です。私は2日に1回のペースで洗濯しています。あとでご紹介する通り、プラスチックのフックがついているので洗濯ネットに入れて他の洗濯物と一緒に洗ってしまっています。手軽に洗濯できるので一般的なスポーツポーチにありがちな汗の匂いが染みこんで・・・のような悩みとは無縁、気軽に清潔さを保つことができるのも大きな特徴かなと思っています。
スペック紹介
これがフリップベルトの前面。
このように切れ込みが入っていて、ここから携行したいものを入れます。
これが背面側。前面同様切れ込みがあるのですが、後ろのひとつにはフックがついています。これはなにに使うかというと、
こういう要領でカギをなどをつけることができるんです。適切なサイズを選び、身体にピッタリとフィットした状態であればそうそうここから落ちたりすることはないのですが、カギなど特に貴重なものについては、万一はみ出てしまったときにも大丈夫なようにフックで留めておくとさらに安心して走ることに集中することができます。
携帯性は十分
カギだけではなく、iPhoneなどスマートフォンでも、ストラップが装着できるケースがあるのでスマホの落下が怖い場合はストラップで固定するということも可能です。私自身はストラップを通してはいませんが、上記リンクのケースを利用しています。軽いし透明度も高いので見栄えも良く気に入っています。
さらに、装着して必要なものを入れた後、切れ込みを自分のおなか側にくるようにくるっと「ひっくり返し」て(おそらくこれが「フリップ」という名の由来なのでしょう)しまえばさらに安心感が高まります。
私は走るときには、カギとiPhone(今までは5S)、そして20キロを超えるような距離を走るときには携行食(さすがにペットボトルはつらいです。ウィダーインゼリーぐらいの大きさまでですね。)や小銭入れなどを持っていくのですが、その程度であればすべてベルトに余裕でおさまります。そしてなんといってもほとんど揺れを感じないので走ることに集中できます。まあ、たまにずり上がってきてしまうことがあるのですが不快に感じるほどではないです。今までいくつかランニング用ポーチをためしてきましたが、ホールド感、快適度では今までで一番いいかなという印象を持っています。
着用イメージ
実際に装着するとこんな感じです。ちょうど早朝12キロほど走った直後。
自撮りなので近距離での写真になってしまい少々わかりにくいかもしれませんが、ランニングタイツの上にハーフパンツを履き、その上にフリップベルトを装着しています。
こちら、本家のイメージ動画。感覚をイメージしていただけるかなと思います。
iPhone6をフリップベルトに入れてみる
というわけで、iPhone6に買い替えた私の目下の関心は、一回り大きくなったiPhone6がきちんとこのベルトにおさまり、かつ今までどおり快適なランニングを保証してくれるかということ。一応紙でシミュレーションはしてみましたが所詮小学生レベルの工作。自分で作ったものほど信用のできないものはありません。緊張しながらフリップベルトを装着し、iPhone6を入れてみることにします。
私の身体のサイズはちょっと細身で、
身長:169.5センチ、
体重:55キロ、
腰の一番くびれているところ:68cm、
フリップベルトをいつも固定する腰の出っ張っている腰骨の部分:84cm
というサイズでフリップベルトのサイズはS。
(フリップベルトは迷ったらワンサイズ下を選ぶといいと思います。伸縮しますので。)
さてさて、一回り大きくなったiPhoneがこれに入るかなと確認したところ・・・
おお。こんな感じで無事入りました!5Sのときよりは当然入れるときに若干のきつさを感じましたが、問題なくきちんと入りました。
ただ、このiPhone6の大きさが限界かなあいう感じです。
これ以上の大きさは入るには入ると思いますが、ちょっと無理がありそう。
というわけで、フリップベルトを巻いて走り続けるのであればPlusではなくiPhone6でよかったかなと思っています。
いざランニングへ出発
入るのはわかったので、後は携帯して走った時の走り心地です。大きくなった分、揺れてしまったりその大きさが走る上で気になるようだと走りに集中できず、せっかくのジョギングも楽しむことができません。というわけで実際に走って確認してみることに。
上記の写真のような感じでフリップベルトにiPhoneを入れ、オーテクのイヤフォンを差しこみ(このイヤフォンのレビューはまた改めてしますが、まあ、「まあまあ」です)、Nike Runningアプリとテンションが高くなる音楽をお供に1キロ4’30”平均のペースで20キロ弱を走ってきました。前半は抑え気味、後半ちょっと飛ばす感じで感覚を確かめてみました。
やっぱり5Sのときよりもお腹に感じる物理的な感触は「大きいな」という印象を持ちますが、それも慣れてしまえば全然気にならないレベル。そして、スマホが大きくなったからといって揺れたりすることは全くありませんでした。スピードを若干あげてもキロ4分前後くらいまでいくとさすがにランニングフォーム大きくなってくるのでそれにともなって少し動きます。ただ、それも気になるほどではないです。
ちなみに少しゆるい感じのハーフパンツなどの上にフリップベルトを装着すると、スピードを上げた際にパンツが揺れるのでそれにともなってベルトもずれてくるということがあります。なのでしっかりと身体に合ったサイズのパンツを選ぶことも大切だと思います。
ちなみに私はちょっとスピード出して走るときには、ハーフパンツの下、インナーの上に直接フリップベルトを装着しちゃいます。
こんな感じ。大きく膨らんだりしていないので、外見上なんの違和感もありません。携行食とかを取り出すときにハーフパンツの中をごそごそするとちょっと周りの人はちょっとびっくりするかもしれないですが(笑)、身体へのフィット感は抜群です。この状態だとスピード出してもまずずれてくることはありません。
というわけで、総じて大変に気持ちよく走ってくることができました。なのでiPhone6用のランニングポーチとしてFlipBeltを導入するのは全然アリです!オススメ。
私は今後しばらくはこの組み合わせでランニングを楽しみたいと思います。
というわけで総括
iPhone6とiPhone6 Plusが出て、どちらを選べばいいのかということでかなり悩まれている方も多いと思うのですが、ランニングなどフィットネス時に携帯し、フリップベルトなど身体密着型のポーチを利用される方はPlusではなく普通のiPhone6を選んだ方がいいのかな、と思っています。もちろんその他のスマートフォンのサイズも同様ですね。フィットネスの際に携帯するときに、iPhone6のサイズ以上のものだとちょっとその大きさが気になってしまうかもしれません。
逆に特にそういうアクティブな場面では利用せず、持ち歩きについてもズボンに入れて出歩くのではなく、別途かばんなどに入れて携帯している方は画面の大きいPlusの方が便利かもしれないですね。
今はすごく話題になっていてネット上でもどっちのiPhone6がいいのかなんて意見がたくさん出て、さらに選ぶのが難しいと感じている方もいらっしゃるかと思います。
どちらもいい商品だとしたら、あとは自分の用途、どういう場面で一番使いたいかっていう視点で選ぶのが一番間違いがないのではないでしょうか。
これから購入予定の皆様も、よい意思決定ができますことを。
関連:ForeAthlete 220Jを買ったのでNike Runnningと比べてみた
ピンバック: ジョギング用イヤホンとしてBackBeat FITを購入した
ピンバック: 2018/02/04 第67回別府大分毎日マラソン参戦