関連記事:ストレッチングボードのストレッチで足底筋膜炎が改善
レース出場直前で右脚を故障
直前までのトレーニングは順調
とあるハーフのレースに出場しようと、3ヶ月くらい前から少しずつ準備をしていました。
84分を目標に、走りこみもある程度十分にできて、目標タイムに必要なスピードもついてきたなあと感じたのがおよそ2週間前。
この頃は、早朝はキロ5分を切る程度で15キロ程度、そして週末は追い込み気味でレースペースにできるだけ近いペースで20キロ程度の距離を走りこんでいました。直近の月間走行距離は400キロオーバー。
ハーフに対する走り込みとしては十分な距離だと思います。
好事魔多し
目標達成までのスケジュールをほぼ順調に消化することができ、体調も概ね問題なし。
ずいぶん走りこんできたので疲労が少々たまってきてはいますが、レースに向けて疲労をとっていけばおそらく84分は切れるだろうとワクワクしていました。
そして最後の仕上げにキロ4分5秒で20キロを走ろうと思ったのが10日前。
疲労がある程度たまっている中でこのペースで走れれば問題ないだろうと出発しました。
終盤まではほぼ設定通りか設定を少し上回るくらいで実に快調だったのですが、15キロくらいで足の甲と右足首付近に少し痛みを感じました。
ただその時はかなり快調に走れており、リズムにも乗っていたのであまり気にせずに20キロを走破。ほぼ予定通りのペースで走り終えることができたので10日後のレースに対する自信を深めることができました。
足の甲とくるぶし周りが痛い!
翌朝、いつもどおり早朝ランに出ようと思い走りだした瞬間、先日終盤に少し痛くなった右足首付近が「ズキッ」としました。
あちゃーって思ったのですが、走れないほどじゃないし、もともとここから疲労を抜くべく負荷を下げていくつもりだったので徐々に収まっていくだろうと思いそのまま走ってしまいました。
うんざりするくらいランナーにはありがちの話ですが、これがすべての間違いでした。
なんでしょうね、この「軽く走っているうちに治るだろ」という明らかに誤った信念は。
いやまあ、ただ単に走りたいだけなんですけどね。この信念が明らかに間違っているというのはわかっているんですけど、なぜか毎回繰り返すんですよね。
しかもレースに向けて調子よくトレーニングできてきたもんだから余計にここで予定が狂ってしまうのが嫌だったんです。
当然の宣告
そんなわけで痛みがあるにもかかわらずそのまま4日ほど走ってしまったレース1週間前、痛みは軽くなるどころか増す一方、日常で歩くときにも痛むようになってしまいました。
これはちょっとただごとではないと思って整形外科を受診。触診されてレントゲン撮って、出た結果は・・・「右中足骨疲労骨折」でした。
受診した時点で、これは走れないかもしれないなあとある程度は覚悟していたのですが、いざ診断され「レースどころではないので、痛みが引くまで安静に」とのお医者さんの言葉に改めてがっかりしました。
でもまあ疲労骨折じゃあしょうがないですよね。
要はオーバーユース、トレーニングが順調にいっていたと思っていましたが実際は疲労抜きがうまくできていなかったということです。
休養も練習だといいますが、休養するのが怖くなってしまうのもランナーの習性ですよね。
こういう気持ちをきちんと制御できるようになるのもトレーニングなのでしょう。
マラソンは本当に難しいです。そしてこの難しさがあるから面白いともいえるんですけどね。
というわけで、直近のレースは諦め、次の目標に向かって再度トレーニングをしていくこととしました。
まずは故障から回復するまでのトレーニングをどうするか、です。
関連記事:ストレッチングボードのストレッチで足底筋膜炎が改善